アコーディオンの選び方

アコーディオンの選び方/左手ボタンの役割と数について

アコーディオンには左手のボタンの数の多いもの、少ないものがあります。このページでは、初めてアコーディオンを買うとき何個くらい左手のボタンがあればいいかを解説しています。
左手ボタン→演奏者の左手側のボタンのことです。

右手もボタンのアコーディオンのことが知りたかった方は→ボタン式アコーディオン とはへどうぞ。

ボタン式アコーディオンと鍵盤式アコーディオンの左手側は同じです。(ダイアトニックアコーディオンは左手側の配列も違います。)

では、アコーディオンの左手ボタンの数の解説に入ります。

小さいアコーディオンで充分?

‐レッスン開始前のやりとり‐

「楽器はお持ちですか?」

「はい、続けられるかどうかわからないので、とりあえず小さい楽器を手に入れました。これです。」

(う~~ん、すぐに買い替えになっちゃうかもなあ~)←講師の心の声

アコーディオンの特殊さの一つに、左手ボタンの数の少ない小さい楽器があるということが挙げられます。

アコーディオンの左手のボタンの数は色々な種類があります。
主なものでも8、12,24,32, 48,60,72,96、120個とこれだけ種類があります。

ちなみに左手のボタンの無いアコーディオンは日本の音楽教育用に作られた日本独自のものです。(合奏用アコーディオンとも呼ばれます。音域別にソプラノアコーディオン、アルトアコーディオン、テナーアコーディオン、バスアコーディオンがあります。)

ボタンの数が少ないと部品も少なくなり、子どもが弾く場合や、歩きながら弾くのに適した軽くて小さい楽器にできます。その場合はドを中心にして、♯や♭のない曲を弾くのに適したボタンが配置されます。

逆にいうと、左手ボタンの数が少ない楽器は♯や♭のついた曲が弾けない(必要な音のボタンが無い)場合が出てくるのです。

左手のボタンの少ない楽器(24ベースまで)でよい場合

・ハ長調(♯♭のない調)しか弾かない
・軽さを第一に楽器を選びたい(お子様、ご高齢の方)
・使用用途がはっきりして、自分で移調できる(歩きながら弾く、弾く曲が限られている等々)

ある程度弾けるようになるまでは頑張ってみようと思うという人には、左手ボタンの少ない楽器はおすすめしません。大抵習い始めてすぐ~1年くらいで「ボタンが足りなくてあの曲も弾けない、この曲も弾けない」ということになり、買い替えることになるからです。

アコーディオンの左手ボタンはいくつ必要?

では左手のボタンはいくつあったらよいのでしょうか?

これから楽器を始める方に左手ボタンの配列の話は難しいので、数のことだけまず言います。

すぐやめるかもしれないけれどとりあえずアコーディオンをはじめたい、という方は左手ボタンが32個以上あるもの、
色々弾きたいから頑張れるという方には左手のボタンが60個以上ある楽器が無難です。

市販教則本のほとんどがセブンスコード(G7やC7など英音名の後に7が付くコード)のボタン列のある楽器向けに書かれていますので、独習される方はセブンスコードがある楽器がよい(ある程度左手ボタンの数がある楽器がよい)というのも32個以上をお勧めする理由のひとつです。(24ベース以下の楽器にはセブンスコード列がない)

ちなみに左手のボタンの数を表す単位は「ベース」です。32ベースだったら左手のボタンは32個、60ベースなら60個です。

ピアノなど他の楽器をバリバリ弾いていた人なら72~120ベースがおすすめです。

立奏中心なら48~72ベースでもいいかと思います。

ジャズを弾きたい方はディミニッシュコードが出るほうが絶対にいいので72~120ベースがおすすめです。

お子様の場合は体の大きさに合わせる必要がありますので、48ベース以下の楽器を選択する場合もあります。

ご高齢の方ですと重量の問題で左手ボタンの少ない楽器を選ぶこともよくあります。

‐ ‐ ‐

私の教室で使用している教則本ですと以下のようになっています。

1巻(初級)
60ベース以上(32ベース、48ベースですと♯1つのマイナースケール以外は弾けます)

2巻(初~中級)
60ベース以上(32ベースですとこの巻の21ページまでです。48ベースは♯1つのマイナースケール以外は弾けます)

3巻(中級)
60ベース以上

4巻(中~上級)
72ベース以上

5巻(上級)
96ベース以上(72ベースは♯3つのマイナースケール以外は弾けます。)

 

アコーディオンの左手のボタンは何?

アコーディオンの左手のボタンには低音と和音のボタンがあり、左手だけで伴奏ができるようになっています

ドを真ん中にして、上(楽器を担いだとき顔の方)に行くほど♯(シャープ)の多い調の曲に対応した音が出ます。
逆に下(楽器を担いだとき足の方)に行くほど♭(フラット)の多い調の曲に対応した音がでます。

もう少し詳しいことはアコーディオンの左手ってどうなっているの?に書きましたので、よろしかったらご覧ください。

保育士資格試験でアコーディオンの使用を考えていらっしゃる方は、この記事の一番下をお読みください。

左手ボタンの配列

購入時の参考にしてください。

※2018/10/16 24ベースを多い方のパターンに変更、21ベースの説明を加えました。32,60,80ベースの図を追加しました。

 

48ベースだけはdim列まであるタイプとm列までのタイプと2タイプあります。トンボのT-48、中古市場で時々見るヤマハのYH-48は下図のタイプです。

アコーディオンの左手ってどうなっているの?

アコーディオンの選び方/6つのポイント

【独習用】アコーディオン教則1巻(ボタン式/鍵盤式)のご案内

保育士資格試験でアコーディオンを使う方

保育士資格試験の音楽実技で選択できる楽器はピアノ、ギター、アコーディオンの3種類です。

保育士資格試験では、調の変更は許されていますが、コードの種別は指定されたコードを弾く必要があります。

ということは、7(セブンス)をM(メジャー)で代用して弾くのは不可なんですね。7(セブンス)コードは大変よく出てきますので、保育士資格試験の音楽実技でアコーディオンを使う時には7列(セブンスコードの列)まである楽器は必須です。

実際の現場でも使う場合は、なんでもかんでもハ長調(Key:C)で弾くと子どもの声の高さに合わない場合も出てきます。しかし大きすぎる楽器は現場では使いにくいので、48~72ベースが適していると思います。私は48ベースを使っていました(7年ほど保育園での実務経験があります)。


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