うまく弾けないとき

思うように弾けないのはその思い込みのせいかも~~!!

ある程度練習しているのに、なかなか弾けない・・・
その原因が、楽器の操作以外のことにあることが案外とあります。

というのも、実際に動かすのは腕や手指ではあるのですが、その指示を出しているのは頭だからです。

特に! 大人の方は色々な「楽器を弾くことが辛くなる思い込み」のために、思うように学習が進まないことがあります。

私、講師歴15年目ですが(2024年現在)、この思い込みと闘ってきたと言っても過言ではない!!

本当です。

アコーディオンに限らず、楽器の習得が思うように進まない方はこの「思い込み」がないかどうか、ご自身を見つめてみてくださいね。

主なものを挙げると・・・

・音楽には才能が必要
・音楽は楽しいものだ(だから練習がしんどいのはおかしい)
・たくさん練習すれば弾けるようになる
・自分はリズム音痴だ(才能が無い)

これらについて改善方法も併せて詳しく書いていきます。ではいってみましょう!!

辛くなる思い込み - 音楽が出来る出来ないは才能の良し悪しだ

あの人が弾けるのは勘がいいから、才能があるから

私が弾けないのは勘が悪いから、才能が無いから

子どものうちから始めなかったから仕方がない

うちは音楽的な環境じゃなかったから

日本人だからリズム感が悪いんだ

うんたらかんたら………

もう書いているだけで辛い~~!! 聞かされる私の身にもなってえ~~!!

上記のように才能が、環境が、と思っている方がいらっしゃったら、これからは
「私が弾けないのはこの曲のこの部分、分からないのはこれから覚えれば大丈夫」
に改めましょう。

才能が無いからではなく、具体的な原因があるから弾けないのです。それはちょっとしたことの積み重ねでしかありません。

勘が悪いから→だから弾けない、才能が無いから→だから弾けない、と思ってしまうと具体的な原因を探すことができなくなります。(思考停止)
「勘が冴えてれば弾ける」「才能がありさえすれば弾ける」という幻想を抱くことにもなるので注意です。

才能が必要になるのは一流が努力して努力してその先にあるものを掴もうとするときですよ。

似たような思い込みに「楽譜が読めなくても弾けるはず」があります。「才能がありさえすれば弾ける」幻想の亜種ですね。聞いた音を楽器で即座に再現できる天賦の才能がある人は極僅かです、あとは師匠の下で生活のほとんどを楽器を触って過ごすなら可能でしょうけれど、そうでない場合がほとんどだと思いますので、楽譜の読み方は覚えていきましょう。

→弾けない具体的な原因を探す、分からないことは これから覚えれば大丈夫。

辛くなる思い込み‐音楽って楽しいものだ(だから練習がしんどいのはおかしい)

「音楽は楽しいもののはず」という言葉自体には反論は難しいのですけれど、

楽しいもののはず

頑張ったり面倒くさいことは無いはず。
色々覚えるとか、片手練習、小分け練習、反復練習とか・・・

楽しくやりたい(趣味のひと)は別にいいよね!

という考えに至る場合があります。

確かに、学習段階に沿った練習は勝手する楽しさは奪うでしょう。

 

好きな音楽を聴いたとき、コンサートやライブに行ったとき、嬉しかったり楽しかったり心地良くなったりしますよね。

では、練習やレッスンも「音楽」だから、CDを聞いたときやコンサートやライブのような心地良い感覚が「常に」得られるでしょうか?

自分で弾けたときの喜びはコンサートやライブ以上かもしれません。しかし、曲が仕上がるまでは曲から得られる心地良さは受け取れません。
それを「音楽やってるのにつまらない」「思っていたのと違う」と思うと練習が苦痛になります。

練習から得られる喜びは、好きな音楽を聴いたときやコンサートやライブに行ったときの喜びとは別のものになります。目標に近づけた喜び。簡単にいうと「できた!」って喜びです。

小分け練習では「できた!」を感じ取りやすくなります。小分けにすることで「できた」の回数も増えるので、やってみる→できた→次やってみよう の良い循環が生まれやすくなります。

(小分けにしても難しくて弾けず「できた」を感じ取りにくい場合は、学習段階の飛び越しや、譜読みの問題やリズムの問題を抱えていますので、それらを見直すようにしてください。)

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※趣味の世界なので、特に上達は望まず「面倒くさいことはせずなんとなくでいいや」という弾き方もありだと思いますが、上達したい場合は少しずつでいいので教則に取り組んでみてください。

辛くなる思い込み ‐ たくさん練習すれば弾けるようになる

思うように弾けるようにならないと訴える方が共通して言う言葉、それは「もっと練習してきます」です。判を捺したように皆さんこの台詞!!

勿論、練習しなければ弾けるようにはならないのですが、練習のやり方よりも量を重視するのは問題です。時間をかけさえすれば弾けるようになるというものでもないのです。

「自分は下手だから指が勝手に動くようになるまで練習しよう」、「下手なら何十回でも何百回でも繰り返し弾けばいいんだ」、このような考え方は危険です
特に始めたばかりの段階で何百回と繰り返し弾かないと身に付かないような課題をのせている教則本はありませんので、何十回と弾いても弾けない時点でやり方の見直し、または学習段階の見直しが必要です。

はやく弾けるようになりたいと焦っている人ほど「たくさん練習すれば弾けるようになる」という精神状態に嵌まり込みやすいので気を付けましょう。

片手ずつ、小分けにして、
指番号確認、
メトロノームで拍を確認

これが私のおすすめです。難しいフレーズだけ取り出し練習して弾けるようになると結構嬉しいものですよ。

拍の確認の仕方についてはこちらも参考にしてください

「読めない」は「弾けない」、「読める」は「やがて弾ける」-(拍、リズム編)

 

強力な心理的ブロックを生じさせる「自分はリズム音痴だ」という思い込み

上記3つ(才能うんぬん、音楽って楽しいもののはず、たくさん練習すれば弾けるはず)の思い込みは大人の生徒さんにたまに見られるのですが、更に強力なのが「自分はリズム音痴だ」という思い込みです。

このタイプの方は「自分は才能が無い」「環境が悪かった」という思い込みも大抵抱えていて、「だから自分がリズム音痴なのは仕方がない」と信じていることも珍しくありません。(ここではリズム音痴と書きますが、音痴、才能が無い、駄目、やっても無駄、等々、否定的な言葉全般だと思ってください。)

圧倒的に大人、それもミドル、シニアに多いのも特徴です。

先に書いておきますけれど、リズムがうまくとれない原因の大部分はただの知識・経験不足です。段階を踏んで覚えていけばいいだけのことで、過去にあなたにリズム音痴だなんて無責任に言い放った人の言葉には絶っ対にとらわれてはいけません。

以下に該当する方は強力な心理的ブロックをお持ちの方です。

講師に「ここ、こういう風に直してください」と言われたときに、
「ダメ出しされた!」
「もっと練習してこないといけなかったんだ!」
「あんなに練習したのにどうしていけなかっんだ!?」
と反射的に思う方、
「私だって努力してるのに」と怒りが湧いたり、
「やっぱりダメだ」と自己嫌悪に陥ったり、
「何年もやってるのに」と焦ったりする方

しつこくもう1回言いますけれど、リズムがうまくとれない原因の大部分はただの知識・経験不足です。段階を踏んで覚えていけばいいだけのことで、過去にあなたにリズム音痴だなんて無責任に言い放った人の言葉には絶っ対にとらわれてはいけません。

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