アコーディオンの弾き方 教則1巻

楽譜の読み方 の身に付け方

今回は楽器を始めたばかり、またはこれから始める方が、楽譜の指示が分かる(音符の位置と長さ、音の名前が分かる) ようになるにはどのような学習段階を踏めばよいかに特化した記事となっております。
記事の最後におすすめ音符読みアプリ(Android)も紹介しています。

すでに楽器を何年もやっているけれど、楽譜がなかなか読めない、なかなか弾けないという方は、
「楽譜があまり読めない、なかなか弾けない」とは
をお読みになるとよろしいかと思います。なにかヒントになるものがあると思います。

楽譜が読めて弾けるとは

楽譜の指示が分かる(音符の位置と長さ、音の名前が分かる)
楽器の操作が分かる
音を聞いて分かる

これらが揃っていることです。

音の高低に関しては
楽譜に書いてある位置‐音の名前‐楽器の音の鳴る場所‐聴いて確認した音
この4つが一致しています。

さらに詳しくは
「楽譜が読めなくても弾ける」「楽譜が読めて弾ける」とは
に書いてあります。

楽譜の読み方を覚えるときは学習段階を飛ばさないこと

学習段階を飛ばさないこと。
これに尽きます。

大人になってから楽譜の読み方がなかなか身に付かないのは、学習段階をめっちゃくちゃに飛ばしているからです。つまり、無理な挑み方をしているのです。

よく歌の本の付録にこういうの載ってますよね。
あと楽譜の読み方について書かれた本にもこういうのよく載ってますよね。


こういう表を見てきたのでしょうね。初回のレッスンで
「せんせい、4分音符も結構ですが、16分音符や32分音符も必要ですよね」
とおっしゃる方が時々いらっしゃる。

いきなり冬山登山でもするつもりですか。

まー、これで多くのこれから楽器をはじめようとする大人が遭難するんです。私の教室で使っている教則本で8分音符・休符が出てくるのは1巻42頁目です。16分音符・休符は2巻の70頁目です。16分音符にたどり着くまでに150頁使ってます。32分音符は5巻終了しても出てきません。私は今までに練習曲も含めて1000曲近くアコーディオンの楽譜を書いてきましたけど、32分音符を使ったのは数回ですね。

いつかは16分音符・休符まで覚えることになりますが、とりあえず、楽譜は弾ける程度に読めればいいのです。学習には段階があります。
ひとつひとつ階段を上っていくように、読める・弾ける→読める・弾ける→読める・弾ける
を繰り返していくことです。

音の高低よりも、まずは音符/休符の種類を覚える

弾きたい気持ちがはやってドレミから読もうとする方が多いのですが、音符/休符の種類から覚えるようにしましょう。

まずは全、2分、4分音符・休符を覚えましょう。下の図には8分も書いてありますが、始めたばかりの方はまずは4分まで覚えましょう。長さだけではなくて名称も大事です。というのもこの名称が拍子記号の読み方と関わっているからです。

全に対して2分の1の長さが2分音符/休符
全に対して4分の1の長さが4分音符/休符
です。
よくある勘違いとしては2分は2つ伸ばす、4分は4つ伸ばすというものがありますが、2、4です。ここは間違えないように気を付けてください。

 

拍、拍子を確認する

西洋の理論で組み立てられた音楽(明治以降に作られた日本の音楽のほとんどが西洋の音楽理論で組み立てられています)では拍、拍子が根幹です。ここをきっちり押さえておきましょう。ここを飛ばすと両手が合わなかったり、いわゆるリズム感が悪いと言われる状態に陥ります。

日本語の拍や拍子は鳴らす箇所や鳴らす回数を指すのですが、西洋音楽理論の拍、拍子とはこれとは異なります。

 

拍とは

拍とは一定の間隔で鳴るリズムのことです。メトロノームを鳴らすと一定の間隔で鳴り続けますが、あれです。

 

1拍とは

曲の始めに書いてある拍子記号の下の数字が1拍の長さを表しています。下の数字が4であれば4分音符で1拍、2であれば2分音符で1拍、8であれば8分音符で1拍です。

なんでもかんでも4分音符で1拍ではないので注意です。

 

拍子とは

決まった数で強い拍(強拍)と、弱い拍(弱拍)が繰り返されることです。

 

「アコーディオン教則1巻10頁より」

拍子についてはこの動画の前半が分かりやすいと思います。

 


拍のまとまりで楽譜を読むようにする

楽譜は1拍のまとまりで揃えて読むようにします。
教室では書き込み練習用の楽譜をその場で渡して、拍の線を引く練習もしています。

「かっこう」を例にだすとこうなります。この曲は4分の3拍子、4分音符で1拍です。

メトロノームと合わせるときは線を引いたところで合わせます。

 

よくない例。拍(均等に打つリズム)に合わせて弾くことを理解していない方は、区切るような線を引くことが多いです。

 

もうひとつのよくない例。拍ではなく のばす長さのことしか考えていない方はこういう線の引き方をよくします。

このよくない例のような楽譜の読み方をしている方は両手が合わない、または合わせるのに苦労します。
逆に云うと、両手がなかなか合わない場合は、1拍の長さを理解せずに楽譜を見ています。

何音符で1拍かを理解し、拍のまとまりで見ることが非常に重要です。

音名も必要な音から覚えていく

楽譜の読み方の本にはこういうのもよく載っていますよね。

いきなり覚えられればいいのですけれど、意味の分からない英単語を覚えることは難しいように、実際の高さや楽器の場所が分からないまま音符の位置だけ覚えるのも難しいのです。

まずは

水色の四角で囲ったド。ここからです。このとき音名を唱えながら弾くようにします。できれば鍵盤/ボタンの位置を頭で思い描きながら弾くようにしてください。

音の名前を覚えることは大変重要です。楽譜が読めて弾けるためには、
楽譜(音符の位置)‐実際の音の高さ‐楽器の位置 
が繋がる必要があります。これらをつなぐものが音の名前です。

右手のドの次は、左手のドとソ。

よく使うところから覚えていきます。
これを覚えたら、次は右手ドレミファソと左手ドソ。

 

加わったのは右手レミファソの4音ですね。
じゃあ「つぎはドレミファソラシド」と行きたいところでしょうけれど、いえ、違います。ここが肝で、

次は、右はソラシドレ、左手はソとレです。

これで右手のドレミファソとソラシドレを合わせて、ドレミファソラシドレを覚えたことになります。

音楽教室に通っている子ども達は、これよりもっと細かい段階を踏んでいます。だから覚えられるんですね。若さだけではないのです。
いくら若い脳でも上の楽譜の音符を全部一度に覚えることは苦痛でしょうね。

<注意>
音符の下に音名(ドレミ)を書き込むのはやめましょう。書いてある音名を見るようになってしまうと、いつまでも音符の位置が覚えられませんし、長さという音符の持つもう一つの重要な要素が読み取れなくなります。

鍵盤にシールを貼るのもやめましょう。シールを触って確認しながら弾く癖が付くと円滑な運指の妨げになります。

このサイトと私の教室での音名、階名の扱いについて

おすすめ楽譜読みアプリ

今時は便利なものがたくさんありますので、使わない手はありません。
私の教室でも「ん~~、音の名前があやしいなあ」と思ったときには、私のタブレットを出して、生徒さんに楽譜読みのアプリをやってもらっています。使っているのは

DoReMiNotasというandroidアプリです。
(iPhoneの方、すみません。iPhone用アプリにも似たものがあると思いますので探してみてください。)

色々見てみましたが、いまのところ音名に関してはこれが優秀で使い勝手が良いです。無料です(広告は出ます)。

行うのは音当てクイズです。問題が5音ずつ選べたり

 

「パーソナライズ」で任意で選んだりもできます。下の画像はドとソと高いドだけ選んでいます。

 

そうすると解答ボタンも

ドとソだけ! ドとソだけで20問 出してくれます。

楽器演奏の予習復習にアプリも使ってみましょう。なにより隙間時間でできるのがいいです。こういうことは回数をこなせばこなすほど良いですからね。

アナログ派には「ぷっぷるのおんぷカード mini(ヤマハ)」がおすすめです。102mm×65mmサイズのトランプのようなカードが50枚入っていて、片面に音符、反対側に音名が書いてあります。覚えたい音名だけ抜き出して暗記カードのように使います。miniではない「ぷっぷるのおんぷカード」もありますが、こちらは教室で使用するサイズ、210mm×148mmと大きいです。miniと内容は同じです。

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