アコーディオン概要

ピアノからアコーディオンへの転向で気を付けたいこと

ピアノ経験は鍵盤式アコーディオンの場合は大変に有利

ピアノからアコーディオンへの転向では、鍵盤式アコーディオンの場合、右手側はピアノでの演奏経験が活かせます。もちろん、楽譜が読める方はその点も有利です。

ピアノとアコーディオンの違いに戸惑うことも多い

強弱のつけ方の違い

鍵盤式アコーディオンの右手側はピアノと同じように思われがちですが、絶対的な違いがあります。
ピアノは打鍵した(鍵盤を叩いた)とき、内部ではハンマーが金属弦を叩きますが、アコーディオンの場合、内部で空気の出口をふさいでいる蓋が上がります。アコーディオンでは強く打鍵しても音は大きくなりません。左手側ボタンも同様です。音を大きくしたいときは蛇腹を使います。
特に左手側ボタンは、ピアノと同じ気持ちで強く叩くとボタンが楽器本体に入り込むことがありますので注意しましょう。右手側も左手側も、ただ内部の蓋を上げるために鍵盤やボタンを押さえます。

音をのばすとき

音をのばす時、アコーディオンは鍵盤を押さえたままにします。ペダルがありませんので、ピアノでペダルを踏んだときのように音を減衰させたい場合は蛇腹で調節します。(アコーディオンは逆に、のばした音を大きくすることもできます)

スラーで弾きたいときは次の音を弾く直前まで鍵盤を押さえておく必要があります。そのため、鍵盤を押さえたまま指を替えるという運指法がアコーディオンに(オルガンにも)あります。

音を止めるとき

アコーディオンの音の止め方には2種類あります。指を鍵盤/ボタンから離すやり方と、空気の流れを止めるやり方です。空気の流れを止めるやり方は練習が必要です。

鍵盤の幅がピアノより狭い

様々な鍵盤幅のアコーディオンがあるのですが、一番幅の広いタイプでもピアノより2mmほど狭いです。私の場合、ピアノだと1オクターブしか指が届かないのですが、アコーディオンでは一番鍵盤幅の広いタイプでも1オクターブ+1音届きます。

鍵盤が縦向きであることに加えて鍵盤幅が狭いことで初めに弾き辛さや違和感を感じる方が多いですね。アコーディオンの鍵盤幅に慣れるには基礎的な音階練習が有効です。

左手側は見えない

演奏中は見えません。左手は完全手探りの世界です。
体験レッスンの時に「見えない!!」と驚かれる方も少なくありません。どう頑張っても見えなくて、すみません・・・

すでにアコーディオンに挑戦されていて、左手ボタンが見えないことで困っていらっしゃる方はアコーディオンの左手が見えない問題をお読みください。

左手ボタンはオクターブ違いの音が出ない

これはストラデラベース(スタンダードベース)の話になります。アコーディオンを購入する場合、とくに断りがなければこのストラデラベース(左手側の配列)がほとんどなのですが、このストラデラベースは、オクターブ違いの音が出ません。
まとまった音の中にオクターブ違いの響きはあるのですが、単音でオクターブ違いの音が出せないのです。
ピアノ練習曲で有名な「紡ぎ歌」(エルメンライヒ)ってありますよね。あの曲の左手、始めはファドファド・・・から始まって、次にドドドドと、文字で書くと分かりにくいですけれどオクターブ違いのドを交互に弾く伴奏になりますよね。アコーディオンではそれができないんです。

感覚として昭和の時代の電子オルガンの足鍵盤に近いですね。
ついでにいうとベース(低音部)しか単音が出ないので、左手でアルペジオが出来ません。

左手ボタンの並び方はドレミファソラシドではない(スタンダードベースの場合)

ピアノ経験者の方が最も戸惑うのはここかもしれません。鍵盤の場合は五線譜上での並びと鍵盤の並びが対応するのですが、アコーディオンの左手ボタンは違います。

アコーディオンの左手ボタン/スタンダードベース(ストラデラベース)
教則本1巻07頁

ドの上がレじゃないということに衝撃を受けるピアノ経験者の方は結構いらっしゃいます。しかも五線譜上の上下とボタン列の上下が対応しないので、慣れるまで戸惑う方が多いですね。

上の左手ボタン配列図を見て「五度圏ね」と分かる方はすぐに対応できると思います。五度圏が分からない方に演奏上の利点のみ説明しますと、よく使うコードが近接する上下列で弾けるように並んでいるということです。

左手の和音はコードネームを使う

左手の和音はC、G7、F等々コードネームを使います。

詳しくはアコーディオンの左手ってどうなっているの?
に書きましたので、よかったらお読みください。

ピアノからボタン式アコーディオンへの転向の場合

楽譜が読める点はこの場合も断然有利です。

右手に関しては、全く別の楽器だと思ったほうがいいです。いえ、全く別の楽器です。これは鍵盤式アコーディオンからボタン式アコーディオンへ転向した場合もそうです。別の楽器ですので学習段階を丁寧に踏んでください。
具体的に言うと、いきなりドレミファソラシドを弾こうとすると挫折します。ドレミファソラシドが弾けてもそれを曲を弾くことに繋げることが難しい楽器です。ドレミファソラシドを弾くまでに何段階か踏まえる必要があります。

脅かすようなことを書きましたが、私は鍵盤式から始めてボタン式も習得しました。鍵盤式もボタン式もどっちも好きですね。これについて詳しくは鍵盤式アコーディオンとボタン式アコーディオン、どちらがいい?に書きましたので、ご興味がありましたらどうぞ。

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