この記事では練習時間(練習量)について書いてみたいと思います。
これからアコーディオンを始めたいけれど、どれくらい弾けるようになるのだろうかと思われている方はアコーディオンをはじめたい! 本当に初めてだけど大丈夫?をご覧ください。
いまアコーディオンをやっているけれど全然上達しなくて悩んでいる方、アコーディオン難しい、弾けないと困っていらっしゃる方は
アコーディオン練習 難しくて困ったとき
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毎日練習すると進みが早い・・。けど
「毎日練習するといいなんてことは分かってるよ!」
という声が画面の向こうから聞こえてきそうです。
3日空けるとかなり忘れるので、基本の弾き方が定着するまでは 3日は空けないこと。「毎日練習する」だとハードルが高いですが、「3日空けない」なら、ちょっとなんとかなりそうですよね。
真面目な方ほど、「練習は30分しなきゃ」「1時間しなきゃ」と思いがちですが、あまり思い込まないことです。
練習は時間の長さ以上に回数と間を空けないことが重要で、土日にまとめて1,2時間練習するよりは1日15分触る方が効果的です。土日にまとめてだと5日間空くからです。もちろん毎日15分触ったうえで土日に1,2時間練習だとすごくいいです。
ちょっと弾くつもりが30分経ってたということはよく聞くことです。「30分やらなきゃ」と構えずに始めるのが良さそうです。
60歳から初めて楽器を習い、毎日コツコツ30分から1時間練習して、5年でこういう曲が綺麗に弾けるようになった人もいます。コツコツの鑑のような方です。「歳のせいか1時間続けては練習できなくて、30分を2回にしている」とのこと。勿論それでいいのです。(実はそのほうがいいのです→(楽器練習の裏技)
練習のハードルを下げる
一度に沢山練習しようとすると挫折します。1回それができたとしても、その次からは億劫になります。
上に書いたように練習の回数と日を空けないことが大切なので、練習には「5分だけやろっかな~」という軽い気持ちで向かってください。それで1日5分か15分で終わってもいいです。また明日やってください。そして少しずつ回数か時間数を増やしていけるといいですね。
楽器を触りやすい場所に置いておく
出し入れが億劫になるとそれだけで練習しなくなります。布だけかけて出しっぱなしもいいですよ。(室内で動物を飼っている方は注意してください)
そして椅子と譜面台+楽譜を部屋のどこかに置いたままにします。
練習に取り掛かかるまでの手順が多いと、例えば
ケースの前の物をどける→ケースから出す→楽譜を探す→譜面台を立てる→椅子を持ってくる→弾く
これだと練習が億劫になると思います。
楽器を出す→座る→弾く
このように練習に取り掛かれる環境を作るといいですね。
練習時間を作りだすコツ
時間帯を決める
例えば
・出勤前の15分
・夕食の後に30分
・お風呂にお湯を張っている間の10分
などなどやりやすい時間帯を見つけてください。決まった時間帯に練習することによって家族の協力も得やすくなります。練習時間のときに雑用を言いつけられなくなり、サボったときには「今日は練習しなくていいの?」と言ってくれるようになります。
最も効果の高い練習時間帯とは
習いに行っている方 限定になりますが、最も効果の高い練習時間帯はレッスン後です。
レッスンが終わって、やれやれと数日楽器をほったらかしにするのと、レッスン内容を覚えているうちに練習するのとでは大きく違ってきます。私の先生は「帰ったら今ところ弾いておいてね」と言う先生でした。この指導にはとても感謝しています。レッスンから丸2日たつと危険です。かなり忘れます。1週間空けたら・・・レッスン費がもったいないことになります。
独習の方ですと、前の練習から24時間以内です。これはレッスンに通われている方のレッスンの翌日以降もそうです。
ちなみに、練習しないとどうなるか
独習の方はどうにもなりません。何でもそうですけどやめたらおしまいです……
教室の場合だとたまに、通ってさえいれば弾けるようになるだろうと思われる方がいらっしゃるのですが、レッスン(月2回)で弾くのみだと数年かけて1巻修了程度まで進むのがやっとです。その後続けて通っても1巻修了程度をなんとか維持できるかどうかという状態になり、そこから先には進めません。(毎週レッスンの方だったらもうちょっと進むかもしれませんが・・)
独習の場合でもこの例のように月に2回弾くだけだと、同程度かそれ以下の進みになると思われます。
やっぱり楽器は必要?
上にも書いたとおり、自宅練習なし、レッスン室で弾くのみだと期間がかかります。レッスン室の貸し楽器のみで1年がんばった方もいましたが、楽器あり自宅練習ありの方と比べると進みは5分の1程度でした。
楽器も安い物ではないので貸し楽器で始めるのは良いと思います。その場合でも1、2ヶ月やってみて続けようと思われたらご自分の楽器を買われるのがよいでしょう。
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